2013年10月4日金曜日

夢を語れ、もとい語る(下)

昨日、および一昨日の続きです。
未読の方はそちらからどうぞ。

モデルのソースコードや元データはオープンであるべき、という話をしたところでした。
そういったものがオープンになった世界というのがどういうものになるのかちょっと考えたところではよく分かりません。
影響力のあるモデルは亜種が山ほどつくられて、雑多な分析が星の数ほど行われる世界になるでしょうか。
そうであっても、けっきょくは水準の低いものが淘汰されて本当に意味のあるものだけが残るのでしょうか。

そのあたりもルールづくり次第ではないかと思います。
引用の明記、コードを借りてきて変えた部分があればすべて明示(どっちみちコードはすべて公開されるのできちんとみればわかるでしょうが)、その根拠などなど。

大学教員などでモデルを使って研究をしていても収入がそれと完全にリンクしていない人はそんな世界でも生きていけるような気がします。
問題は自分が研修に来ているところのような、独自のモデルによる分析によって稼ぎを得ているシンクタンクでしょう。
手品の種をすべて公開した手品師みたいになってしまうので今のままで存続するのは難しくなりそうです。
とはいえモデルを開発、維持し、分析を行ってきたアドバンテージは何がしかあるはずで、それをもとに新規参入してくる他の主体と戦っていくしかないように思います。

でも実はもっと他にマネタイズの方法があるんではないか、というのがわたしの考えで、それを実現するのがひとつの夢というわけです。

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