2013年11月12日火曜日

Training Course

先週は日本の研究会から4人の先生方がいらして、モデル利用の講習会でした。
久しぶりにデータ収集と加工以外のことができてよい気分転換になりました。
たぶん先週1週間で、講習がはじまるまでの2ヶ月に話した量の10倍くらい英語を話した気がします。

個人的には新たに採用されるエネルギー部門のサブモデル、FTTに関するセッションが一番のヒットでした。
炭素税、直接規制、FITや補助金など現実にありうる政策を幅広く扱えるということで楽しみです。
現状ではまだメインのモデルたるE3MEとの接続、統合など調整中ということですが、その過程にも参加させてもらえることになりました。
たいへんありがたいことです。
来年の上半期までにはロールアウトさせる予定ということです。

研究会では再来年秋ごろ、東アジアを対象としたいくつかの種類のモデル分析の結果を英文本にまとめて出版することを目指しているわけですが、そのうち少なくとも2章には関わるべしとのこと。
M1~M2のペーペーで大丈夫か、と思うわけですが何とかいいものが出来上がるように努めます。
1部5章×3部くらいのまとまりになりそうですが、最初の1部はまるまる自分の関心のある分野なので3rdAuthor以下でもなんでも噛んでいけたらなおよろし。

修士論文はもちろんひとりで何か仕上げないといけないので、もちろんこのプロジェクトに関係したものにはなるでしょうが、ひとりでどこまでできるか不透明なのでちょっとまだ分かりません。
いったんモデルが出来上がって自分で動かせるようになれば何かしら書けるだろうとは思いますが。



今年は色々なところで台風やら大嵐で、気候変動が進行しているような印象を受けました。
そんな中、日本の政府は相変わらずというか、全くやる気のない政策目標を出してきたのでがっかりしています。
2020年までに2005年比3.8%減では1990年の温室効果ガス排出量の水準にも戻せないということですからね……。

研究会のプロジェクトの目的は少なからずこのやる気のない意志決定をやる気ある方向に変えたいというところにある(と自分は理解している)ので、しっかり結果を出したいと思うところです。

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