2013年5月18日土曜日

第7回エコール・ド・東山

お誘いをいただきまして、第7回エコール・ド・東山(とうざん)にお邪魔してきました。
エコール・ド・東山に関して詳しくはこちら

お題がふたつありまして、それぞれ自分と違う分野の研究の様子をかいま見ることができてとてもおもしろかったです。

「最先端観測衛星でみる太陽のほんとうの姿」
渡邉晧子さん(京都大学宇宙総合学研究ユニット・学術振興会特別研究員PD)


宇宙からみたオーロラ。



コロナ質量放出。

遠くから見ているとじっとしているように見える太陽も、実は活発に活動しているんだという話をビジュアルを交えながら解説していただきました。
最近の太陽は活動期にあるそうで、2016年ごろに活動のピークを迎えるのでオーロラを見に行くのにおすすめだということでした。
個人的には太陽のコロナ質量放出が地球の磁力バリアまで飛んできてオーロラを発生させるまでの動画が一番気に入ったんですが、残念ながらネット上には転がってませんでした。


「植物の気孔づくりの戦略」
菅野茂夫さん(京都大学大学院理学研究科特別研究員)

植物の気孔の数を調節するペプチド、ストマジェンに関するお話でした。
植物のどの遺伝子が気孔の形成を促しているのか、気孔が増えたり減ったりするとどうなるのか、という内容で写真やグラフでわかりやすく解説していただきました。
内容もさることながら、個人的には植物の遺伝子を解析したら自分の論文に必要な部分以外にも、解析したデータをすべてネット上のデータベースにアップしなければならないという業界のルールにも興味惹かれました。
どうやってルールの実効性を担保しているのだろうと思いましたが、論文を発表する際に行った分析はデータベースにアップされていないといけないということで、当然ながらうまい仕組みだと別のところで感心してました。


話を聞きながらもしも自分がこうして話をするならどうしようか、と考えていましたが経済の話を視覚化して見せるというのはなかなか簡単でない気がしました。
少なくともフレアやプロミネンス噴出みたいなインパクトはないですから、どんな工夫をしようか、別に登壇するわけでもないのにぼんやり考えています。

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