2013年7月13日土曜日

ウルトラマンの思い出 Vol.2

平成の世になって最初の本格的なウルトラマンのTVシリーズは「ウルトラマンティガ」でした。
ティガがリアルタイムで放送されていた1996年から1997年にかけてはまだスコットランド在住でしたので、日本の祖母に録画してもらったビデオテープを送ってもらって観ていたのを今でも覚えています。

そうしてティガはほぼ全話通して観たので、自分のウルトラファンとしての原点はティガです。

振り返れば時代は平成がはじまって少ししたころ、まだCGの技術は今ほど成熟していませんでした。
「ティガ」もはじまったばかりのころはCGと実写特撮をどう融合するか、試行錯誤している様子がうかがえます。
シリーズ終盤に向かってそれがより洗練された形になってゆくのを見ているとおもしろいです。
CGにできることが限られていた分、実写特撮の担う役割もそれなりに大きく、昭和シリーズから続く特撮のおもしろさも味わうことができるように思います。

ストーリーも昭和のウルトラシリーズに比べてかなり洗練されたものになっていると感じます。
多くの回は1話完結ですが、中には前後編の骨太な話もあります。
また以前の回で登場した人物が再登場したり、以前の回が伏線となったりと各回のつながりが見えるような作りを本格的に意識しているのもティガからのように思います。

なんといっても圧巻は3回で構成される最終話でしょう。
最初から観てきてそこにたどりついたときに味わった感動は、後に観たウルトラマンやウルトラセブンにはないものでした。
それがいかに印象的だったかは、アニメ「這いよれニャル子さん」最終回でオマージュされたことからもうかがい知れるでしょう(?)。

ティガについてもウルトラマンについても、話題はまだまだありますがとりあえず今日のところはこれで。

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